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近くの小さい川の川沿いで

自宅近くの小さい川とそれに沿った小道の間にフェンスがあって、つる性の植物を各種見ることができます。
今日はホシアサガオ、マメアサガオ、それにノブドウをアップしてみました。

ホシアサガオ   ヒルガオ科 サツマイモ属   帰化植物  
ホシアサガオ 2016 9 28 近くの小さい川 花 2 051
小さな可愛いアサガオの仲間で花の大きさは1.5cmぐらいです。
内側の赤がきれいです。
属がサツマイモ属・・・。ややつまらない属名ですよね。ま、サツマイモもアサガオのような花を咲かせますから、いいのかな。せめて例えばホシアサガオ属だったらいいのにね。




もう一枚
ホシアサガオ 2016 9 28 近くの小さい川 花 025
左下にしぼんでしまったのが写っています。朝早く咲きますが、この写真は11時ごろ撮ったのでしぼみ始めてました。
おしべは5本あるのですが白い花粉でまぎれて分かりにくいです。




次はマメアサガオ
マメアサガオ  ヒルガオ科 サツマイモ属  帰化植物  
マメアサガオ 2016 9 21 近くの小さい川 花二つ 171
ホシアサガオと似ていますが、花の色が白であることの他いくつか相違点があります。花の大きさは約1.5cmでホシアサガオと同じです。
ホシアサガオと異なるところは色の他にしぼむ時刻がマメアサガオより遅くて午後でもしぼむことなく咲いているのがあります。また葯嚢が薄紫色でちょっとアクセントとなっていてきれいです。花粉は白。




斜め横から
マメアサガオ 2016 9 21 近くの小さい川 花 斜め横 171
とにかく全体が白くて清楚な感じがあって好ましいです。





ノブドウの実が色づいてきました。
ノブドウ   ブドウ科 ノブドウ属   つる性木本
ノブドウ 2016 9 28 近くの小さい川 実 046
どうしてこのように青とか赤とか色がつくのか不思議です。多くの実が虫えいで昆虫の幼虫が中にいるのだそうですけど、確かめるのはちょっと手がでない(気持ち悪い)。
しかし見ている分には色がきれいでおおげさに言えば宝石のようにも見えます。




もう一枚
ノブドウ 2016 9 28 近くの小さい川 実 2 048
正常な果実も食べるとまずいらしい。
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近所で

近所の林縁で見かけました。

アオツヅラフジ   キンポウゲ科 アオツヅラフジ属  つる性木本  有毒
アオツヅラフジ 2016 9 21 近所 林縁 190
白い粉を付けたような青い実がきれいです。




もう一枚
アオツヅラフジ 2016 9 21 近所 林縁 185
ブドウの実のようですけど、有毒で食べられません。
ということなんですが、しかし他のブログを見てたら一つためしに食べた方がいるんですね。勇気・好奇心がある方ですねぇ。でもおいしくもなかったけど、特に毒を食べたということでもなかったようですが、でも危険ですね。




もう少し近づいて
アオツヅラフジ 2016 9 21 近所 林縁 189
ますますブドウのようで・・・。





秋と言えば菊なのですが、個人的に野草の秋の花といえばアキノノゲシです。近くの小さい川の川沿いで咲いていました。
アキノノゲシ  キク科 アキノノゲシ属
アキノノゲシ 2016 9 21 近所 花二つ 175
鈍い黄色が僕には大変好ましいのです。




一つの花を。僕よりも先客の蜂(?)が来ていました。
アキノノゲシ 2016 9 21 近所 177
なんとなく蜜というより花粉を集めに来ているようですけど。




アップして
アキノノゲシ 2016 9 21 近所 176
葯に花粉がいっぱい。子孫を残すためにはこの量も必要なんですよね。あるいは上の写真のように虫にサービスしているのでしょうか。さぁ、さぁ、いらっしゃい~、花粉たくさんあるよう。



やはり近くの小さい川の川沿いでイタドリが咲いていました。
イタドリ  タデ科 ソバツヅラ属
イタドリ 2016 9 21 近くの小さい川 167
春の新芽を山菜として食べるとありますが、以前実際に食べたけどおいしくなかったなぁ^^;





近づいて
イタドリ 2016 9 21 近くの小さい川 花 169




アップして
イタドリ 2016 9 21 近くの小さい川 花 168
雌雄異株ですが、これは雌株のようです、たぶん。花はたくさんありますが雌花だけ。


小さな花の山  紅白

「小さな花の山」に行って花の写真を撮らせてもらいました。
今日は「紅白」です。

ヒガンバナ   ヒガンバナ科 ヒガンバナ属
まず赤いヒガンバナ
ヒガンバナ 2016 9 21 小さい花の山 赤 120





近づいて
ヒガンバナ 2016 9 21 小さい花の山 赤 119
しべの花糸が意外に太くてたくましいです。
雨の後なので花弁と花糸に水が付いています。
1本の花茎から6個の花、6枚の花被片、6本のおしべがあります。





白のヒガンバナ
ヒガンバナ 2016 9 21 小さい花の山 白 137
真っ白ではなくてかすかに赤いかな。




ミズヒキは以前にもアップしましたけど、再度。
ミズヒキ    タデ科 イヌタデ属
ミズヒキ 2016 9 21 小さい花の山 130
花期が長いですね。





ミズヒキ 2016 9 21 小さい花の山 133
萼が4枚。花弁は退化しています。
4枚の萼のうち、上の萼は赤。下の萼が白、そして左右2枚の萼はよく見ると上半分が赤で、下半分が白、みごとに色分けされていますねぇ。ゆえに紅白なのでミズヒキと呼ばれます。
けれどミズヒキはあまり高さもないので普通上からミズヒキを見るので赤がよく見えて白が目立ちません。
おしべ5本、葯は白です。めしべ1本、柱頭は2裂しています。
花後萼が閉じてもめしべの鉤状の柱頭は突き出ています。果実になってもこの柱頭は突き出ていて一種のひっつき虫となります。
やはり上記のような理由から上から見ますと花後も赤く、花が咲いているようにも見えてきれいです。
花が茎に付いているところにあって、まるで花を茎に巻きつけているような半透明のテープ状のものは何だろうなぁ。ネットで調べても分からんです。




次は花が白のギンミズヒキ。
ギンミズヒキ
ギンミズヒキ 2016 9 21 小さい花の山 149
花全体が白のミズヒキ。あまり見かけませんが、この小さな花の山で混じって咲いていました。
蟻が蜜を吸いに来ていました。
萼の外側はすこし赤味がありますけど。



紅白が混じったミズヒキ
tp://blogyutaka.blog.fc2.com/img/201609241623456f9.jpg/" target="_blank">紅白 ミズヒキ 2016 9 21 小さい花の山 150
この白と赤が混じって咲いているのでまさに「紅白」でした。



花壇の花

昨日は地味な花などでしたが、今日は花壇のきれいな花をアップします。
佐鳴湖の北公園の花壇で咲いていました。

キバナコスモス   キク科 コスモス属  帰化植物
キバナコスモス 2016 9 14 佐鳴湖 北公園 花 筒状花 つぼみ 5293
たくさんの中央の筒状花のつぼみです。

遠くからでは1つの花のようですけどキク科の花はこのように集合花です。

強靭なので花壇だけでなく野生化して道端でも見かけます。




筒状花の7分咲き(?)
キバナコスモス 2016 9 14 佐鳴湖 北公園 花 5299
まだ真ん中にはつぼみもありますが、多くの筒状花が咲いています。筒状の茶色のものは5個のおしべが筒状に合着したものの外壁です。
つぼみを取り巻くようにその外側にあるのがまだ未熟なおしべです。さらにその外側、つまり一番外側のおしべは熟して花粉がいっぱいです。
まだめしべの柱頭は見えていないようです。
外側の花弁は8つの舌状花の花弁です。一つの舌状花に1枚の花弁です。




満開?
キバナコスモス 2016 9 14 佐鳴湖 北公園 花 5305
満開と言っていいのかわかりませんがそれぞれの筒状花が咲いています。
2裂した柱頭も見えています(やはりわかりにくいですけど)。




これは八重の花
キバナコスモス 2016 9 12 佐鳴湖 北公園 花 八重 072
一部のしべが花弁になって八重の花になっています。




花後
キバナコスモス 2016 9 14 佐鳴湖 北公園 花後 5302
ちょっと見るとセンダングサの仲間の果実のようにみえますが、センダングサの仲間の果実はもっとごつくてひっつき虫です。
センダングサの仲間の果実は2013年にアップしてありますので、お時間のあるかたはどうぞご覧ください。 こちら




(フイリ)ヤブラン   キジカクシ科 ヤブラン属   
ヤブラン 2016 9 12 佐鳴湖 北公園 花 020 b
斑入りのヤブランは園芸種です。薄青紫のつぼみがたくさん付いた花穂。斑入りの葉と色が対照的で好まれているのでしょうか。一度に花がワッと咲くことはないようで、一つとか二つずつ咲いているように思います。それでもつぼみの色もきれいなので観賞用として適しているのですね。そして花期が長いということですね。





ヤブラン 2016 9 14 佐鳴湖畔 北公園 花 5267
やや小さめの萼が3枚と花弁3枚。おしべは6本、めしべ1本です。おしべの葯の黄色もきれい。めしべは無色で透明感がありますね。



地味 実と花

今日は地味です。
昨日のアップと同様佐鳴湖の北公園内で撮りました。

まずアジサイです。アジサイ? 季節を間違えているんじゃないのかという声が聞こえてきそうですが、アジサイの実です。
アジサイ 2016 9 12 佐鳴湖 北公園 実 003
周辺の下向きの花は装飾花で役目を終えていますが(お疲れ様でした)、中央の両性花は咲いているときは地味ですが現在は実となっています。まだ若くて緑色をしてます。3本ないし4本の柱頭が残っています。果実の段階でも柱頭が残っている植物が多いように思います。秋も深まれば実が熟して茶色になって中から種子が出てくるそうです。
普通アジサイは花後切り詰めてしまうので果実がなるということに気が付かないのではとおもいますが、そのままにしておけばちゃんと実がなるんですね。アジサイ本人は切らないでと思っているのでしょうけど花壇のアジサイは栽培主の人間の意に沿わないといけないということです。
僕もこの段階の実は初めて見ました。
この写真の実は公園内のアジサイで管理人が切りそこなっているのかもしれません。あるいは種子を取るつもりかもしれません。




アップして
アジサイ 2016 9 12 佐鳴湖 北公園 実 007 b





オオニシキソウ   トウダイグサ科 トウダイグサ属
オオニシキソウ 2016 9 12 佐鳴湖 北公園 049
オオニシキソウは大錦草と書けますが特に大きいという印象はありません。ただコニシキソウというのがあり、それよりは大きいという程度ですね。
雑草の一種ですしあまり目立たないです。「僕はオオニシキソウだよぅ」って声高に叫ばないです。性格が地味なんですね。



斜め横から
オオニシキソウ 2016 9 12 佐鳴湖 北公園 花 横から 057
花は4枚の花弁を持つ花のようですが、実は雄花多数雌花1個の小さい花の集合体(花序)なんです。雄花・雌花の花弁は退化してありません。では写真に見えている4枚の白い花弁のようなものは何かというと付属体なんですねぇ。
しかし面倒くさいことをするもんですね。本来の花弁を退化させておいて、わざわざ花弁状のものを作り出すなんて・・・。




キツネノマゴ   キツネノマゴ科 キツネノマゴ属
キツネノマゴ 2016 9 17 佐鳴湖 北公園 花 斜め横から 010
穂状のものは花(つぼみ・花)がたくさんついたものです。どの果穂でも一つあるいは二つしか咲きません。奥ゆかしいんですね。一度にワッと賑やかには咲かないんです。地味ですね。




正面から見て
キツネノマゴ 2016 9 17 佐鳴湖 北公園 花 正面から 016
なにか動物の顔に見えなくもないですね。薄い茶色のものが二つありますがおしべの葯です。その下の白いものやはり二つありますが、これは舌片というものだそうで、虫が来たときこの舌片を押し上げるとおしべの花粉が押し出されて虫の体に付着するそうです。これもまたよくできてますねぇ。よく見ると薄い緑の棒のようなものもあって梃子の仕組みのようにも見えます。まるで人工の器械仕掛けのようです。
体力と根気があれば実際に虫が来た時の仕掛けの様子が見られるのでしょうけど、残念です。「実際に見たよ」という人がいるかなぁ。

つる性の植物の花

佐鳴湖の北公園およびその周辺で見かけたつる性の植物の花を。

まずフウセンカズラから。公園の管理者がプランターで育てていました。
フウセンカズラ   ムクロジ科  フウセンカズラ属
フウセンカズラ 2016 9 14 佐鳴湖 北公園 花 5252
 



フウセンカズラ 2016 9 14 佐鳴湖 北公園 実 5259
緑の風船がたくさんできていました。葉がたくさん繁るのでグリーンカーテンにすることもあるようです。



アップして
フウセンカズラ 2016 9 14 佐鳴湖 北公園 実 5254
一番手前に焦点があってしまいましたけど。
なお一昨年(2014年8月13日)にもっと詳しく写真を撮ってアップしていますので、お時間のあるかたはどうぞご覧ください。
  こちら

強いので栽培種が野生化しているようです。近くの小さい川の川沿いのフェンスに毎年生えてきてましたが、今年は除草剤とか草刈りのせいか見ることがなくて少し淋しいです。





         次はヘクソカズラ。公園に沿った道端で咲いていました。
         ヘクソカズラ   アカネ科 ヘクソカズラ属
     ヘクソカズラ 2016 9 14 佐鳴湖 北公園 花 垂れ下がる 5286
つる性ですから何か寄りかかるか絡まるものがない場合はこのように垂れ下がります。
この姿の方が見て好ましいです。アカネも同じような姿を見たことがあります。

   


     花
     ヘクソカズラ 2016 9 14 佐鳴湖 北公園 花 5289
この赤色は独特ですね。イチゴジャムの色? あるいは梅干しの色かな? 好みによるでしょうけど、それほどきれいだなぁといういろではないように思いますが。腺毛がたくさんあります。白い花弁にもあるようですが、今度確認してみたいです。

「ヘクソカズラ」という名前には僕もそうですが、多くの方が異論があるようですね。でも属名にもなっていて名前を変えるというのは不可能なことかな?



        クズ。上のヘクソカズラと同じ場所に繁茂していました。
        クズ   マメ科 クズ属   多年草
    クズ 2016 9 14 佐鳴湖 北公園 花 5283

多年草で、見たことがありますが何年も経つと根元近くは太く木質化して、そのようなものは除草はなかなか困難なようです。
他の木や柵に乗り上げて覆いかぶさるように繁茂して、だから害草ですね。強くて繁殖力が旺盛です。空き地とか手入れがされてない林縁とか、あちこちに見られます。
しかし根からは葛粉が取れます(吉野葛)。そうなると商品に変身です。葛湯、葛餅、あるいは生薬の葛根湯などで利用されますが、空き地の雑草としてのクズはそのような実用性からほど遠いです。根を掘り出すのが大変だと思います。


「新しい生活」   その37 最終回  および後書き 

          その37 最終回

「わしはマンデリンだが遠藤君は何?」
「なんでもいいんですけど、あえて言えば・・・キリマンジャロがいいかな」
「津村さんは?」
「私?あまり飲むことないんだけど、じゃ、ブレンドで」
「そうか、じゃ君に頼んでいいかな」
「あ、いいですよ。行ってきます」
「すまないね」
「いえいえ」

「じゃ、これマンデリンです、そしてこれはブレンドです」
「お、ありがとう」
「どうもありがとう」
「いい匂いだねぇ。マンデリンはあまり酸味がないのがいいんだよ。キリマンジャロはちょっと酸味があるよね」
「えぇ、まぁ」

「ここにいるとね、人間観察ができて退屈しないしね。今まで案内ツアーに参加した人が話しかけてきたリさ、それで最近の『地上』の様子が聞けたりして面白いんだよ」
「ここにきたときに案内ツアーをして頂いてありがとうございました」
「いあいや、わしの方こそありがとうだよ。案内ツァーをしてるとね、なにかこう、気持ちに張りがあってね、精神的にいい効果があるようなんだ」
「川端さんはここでは有名人なのよね。たくさんの人が川端さんに感謝してるようよ」
「そうお? そういうことなら案内ツアーをなおさら止めるわけにいかないね」

「川端さん見てて、僕も案内ツアーをやってみようかななんて最近思ってるんです」
「おぉ、そうかい。それは嬉しいなぁ。案内役は多いほどいいと思う。君はそういう気になってるんだ」
「えぇ。それで川端さんについてまわって、見習いをしていきたいんです。もしご迷惑でないならばですけど」
「いいよ、いいよ、もちろんだよ。一人で案内するより楽しくなるんじゃないかなぁ」
「川端さん、良かったですねぇ。遠藤さんはいいお弟子さんになりそうよ」
「いや、お弟子さんなんていうのはよくないよ。そんなふうなのはわしは好まんよ。そんなんじゃないよ。・・・そうだな、相方、そう相方でいいよ」
「しかし、いろいろ教えて頂かないといけないから弟子入りです。お願いします」
「教えることはむしろ嬉しいんだよ。でもやっぱり師匠・弟子の関係はまずいよ。とくにここではね」
「わかりました。では先輩とお呼びしていいでしょうか」
「川端さんでいいよ」
「じゃ、川端さんにします。じゃ早速今日からお願いします」
「いいよ」

それからは僕は川端さんと一緒に案内ツアーを始めた。毎日大勢の人がここ『平穏の郷』に来るので案内ツアーを希望する人も多い。なんだか忙しくなったように思う。人の役にたつというのはとてもいいことだなぁ。



川上さんのところにも訪れて様子を見ていた。本の朗読もしてあげてた。相変わらずじっと黙って座っていることの方が多いのだけど。ときどきまた涙を流したり。それでも急にしゃべりだすこともあったりしてちょっとびっくりすることも相変わらずと言えばそうなるけど。

しかし、今日はいつもと違った。川上さんが音楽のことを話し始めたんだ。音楽の趣味があるなんて初めて聞いたけど、どうも子供の頃からヴァイオリンをやっていたらしい。かなり上手なんじゃないかな。プロではないようだけど、でもセミプロ並みなんだろうなぁ。そして「いつかコンサートホールで演奏できるならやってみたい、みなさんの前で弾いて聴いてもらいたい」なんて言いだして、これにはまたひどくびっくりしてしまった。え~?ほんとぉ~?いっときの気まぐれじゃないだろうなぁ。
すごいことだよ!演奏してみたいなんて。川上さんが、何であれ、意欲的な気持ちになってきたなんて。信じられないくらいだ。ほんとにすごい。良かった。良かった。川上さんが枯れてしまうんじゃないかって本気で心配してたんだものね。

このこと川端さんとか津村さんに知らせなきゃ。

         






      後書き

去年の2月に始めたこの小説「新しい生活」を今日で終わりにすることができました。途中で投げ出すことなく最後まで書けたのはこの小説を読んでいただいた方々のおかげだと感謝いたします。
どうもありがとうございました。

最終回をどうするか、どこか希望の持てる終え方か、救いのない終え方か、あるいは中途半端な終え方か、選べたのですけど、結局わずかでも希望のある終わり方となりました。これでよかったと思います。
ただなんとなく終わりを急いだというような書き方になってしまっているようで、ちょっと心残りですが、これもありかなということです。

結局何を書きたかったのはっきりしたテーマを打ち出してそれに沿って書き続けたという構想がなかったかもしれませんけど、『平穏の郷』での「新しい生活」とはいったいどういうものなのか、いつも考えながら書き続けてきました。『平穏の郷』という空想的な設定ですけど、でもそれ以外のことはできるだけしっかりと現実的なものにしようと心がけてました。
死んでしまった者は遺した家族をどういうふうに想うかということも常に考えていました。

これでこの小説は僕の手を離れたわけで、ちょっとほっとしているところです。肩の荷が下りたというふうでもあります。全部でスペースも入れて3万7千字となりました。400字詰めの原稿用紙で80枚になります。しかし長くなったなぁと、自分でもこういう長い小説も書けるんだと、半ば感心して、半ば呆れてます。


さて最後にクイズの回答です。
一つ目の文学的なことは、
  登場人物が芥川賞受賞の作家の名前(苗字)です。
二つ目の数学的なことは
  書かれている数のほぼすべてが「素数」ということです。
  この最終回も「その37」でこれも素数になっています。というより素数の37で終えようという少々意図的なことなのですけど。

お二人の方が一つ目の問の答えにほぼ正解のコメントを頂きました。お一人はかぜくささんです。おめでとうございます。といっても賞品がありません^^; 申し訳ありません。僕の賛辞が賞品といえば賞品ですけど。


         長い間お読み頂きありがとうございました。

プレゼントを貰った


毎週日曜日の午前10時から民間のFM放送で「パナソニック メロディアス ライブラリー」という番組があります。ここ浜松ではK-MIXという局でキー局はTOKYO FMです。
パーソナリティーは作家の小川洋子さん、案内役は藤丸由華さんで毎回次の世代の伝えたい「文化遺産」と考えられる貴重な作品の中から1冊の本を採り上げて紹介しています。
8月10日にはこの番組で採り上げた「8月の光」をこの僕のブログでも採り上げました。

今週11日はアンデルセンの「絵のない絵本」でした。

僕は番組で採り上げられる本を放送より前に読んでその感想をメッセージとしてほぼ毎週番組宛てに送っています。
放送時には僕の感想と、小川さん・藤丸さんの紹介とを比べて、同じだなぁと想ったり、あ、こういう受け取り方があるんだ、などと自分なりに面白がっています。

メッセージを送った聴取者のなかから抽選で毎週10名にプレゼントが贈られます。

なんと、なんと今回運よくプレセント(図書カード 5、000円分)が贈られてきたんです。抽選に当たったのです!

ウレシィ~! うれしぃ~!  嬉しぃ~!  (アハハハ

こんな幸運に恵まれたなんて。小さな幸運ですけどね。

「新しい生活」   インターミッション および その36   

              インタ-ミッション  9月9日
長かったこの小説「新しい生活」もようやく終わりとなってきました。予定では次回(その37)で「了」となります。
妙なそして下手な小説でしたがこれまでにも何回も書いていますけれど、これほどまで長くなるとは思いませんでした。自分でもまったく意外です。
読むにしても長編小説は苦手であまり読みませんし、書くほうでこれだけになるとは本当に自分でも驚いている次第です。
この小説をお読み頂いている方々から少なからずお励みのお言葉も頂いておりました。どうもありがとうございました。強い味方と感じておりました。
内容的に結局何を描きたいのかつかみきれてないままだらだらと書いて「つづく」でなんとなくごまかして書き続けてきたようにも思います。

なお以前にも書いたのですが、この小説には内容とは関係なく二つの事柄が埋め込まれています。一種のお遊びになります。
 一つは数学的なこと。
 もう一つは文学的なこと。

これではあまりにぼんやりとしていますからもう少し具体的に言えば
 一つは「数」自体に関係しています。方程式とか微分などとは無関係です。
 もう一つは「名前」です。もっと詳しく書けば「登場人物の名前」です。

もしお分かりなられたらコメントを頂けると嬉しいです。 

たぶん最後のインターミッションとなります。               ゆたか     




         その36

「川上さんの苦しみもわかりますし、でもそれだからと言って僕が何か助けとなるようなこともできないのも確かなんで、もう悩ましいです」
僕が言った。
「そうよねぇ。まだお若いしこれからということなのにねぇ・・・。あ、ごめんなさい。遠藤さんも同じようなお年頃なのに、ちょっといけなかったかしら」
津村さんが言った。
「いえ、問題ないです。もちろん年代のこともありますが、気持ちが川上さんとは異なっているようですから。僕は冷淡と言うかつれないと言うか遺してきた家族のことをあまり心配しているわけではないので。こういう言い方を家族が聞いたらがっかりするかもしれませんね。そんなんだったんんだって(苦笑)。まったく気にかけてないといえば嘘になるようですけど、僕の性分ですね。妻はとても困っていて、苦しんでいて、悲しいんでいて、辛くて、たぶん泣いていると思います・・・」
「そうよね。遠藤さんも本当は苦しんでるのよね。ごめんなさいね」
「いえ、大丈夫ですよ。それよりもやはり川上さんのことも気になりますよね。目の前の人がとても辛そうにしているのですから」
「このままだと、ひょっとすると枯れてしまうかもしれないよねぇ」
と川端さんが言った。
「枯れてしまう・・・」
「そうあのように座ったまま、しゃべりもせず、動きもせず、じっとしていたらね。精神が固まってしまって、コミュニケーションも取れなくなって、そのうちに魂も死んでしまうんだよ。ここ「『平穏の郷』は不老不死と言ってはいるけど、しかし枯れてしまう人もいるんだよね。それもその人の運命と言ってしまうと簡単だけど、ひどいことでもあるよね。いわゆる『この世』つまり『地上』では肉体が亡んで、だからここにきて、すべての人がそうなるとは限らないのだけど残されている魂も亡んでしまうなんてなぁ・・・」
と川端さんが嘆くように話した。
「そうならないように、川上さんと話しをしたり、カフェに連れ出したりします。ちょうど同じ日にここに来たわけで、それも何かの縁なのかもしれないと思っています。無関心ではいられないように思います。だからその他にいろいろ、例えば僕がそばで本を朗読しようかなとも考えています。コンサートホールもあるようですからそこで音楽を聴くのもいいかもしれないですよね」
「そうね、私もできるだけおしゃべりするようにしてあげます」
津村さんが言った。
「わしもときどき彼女の部屋を覗きにくるよ。マイ・ボックスとはいえ、女の人の部屋を覗くなんて『地上』では変なおじさんになるけど、ここでは問題なしだ(笑)」
「じゃ、そういうことで・・・、どうでしょうこのへんで例のカフェにでもいかがですか。3人で行きましょう」
僕が二人を例のカフェに誘った。
「おぉ、いいね、わしはあのカフェが気に入ってるんだ。あそこのマンデリンがお気に入りなんだ。深いコクがあっておいしんだ」

          つづく               

センニンソウ

近所でセンニンソウが咲き始めています。去年なんかは撮りそこなっていますが、3年前はずいぶん撮ったものです。
今年もセンニンソウの魅力にひきつけられて撮ってみました。
撮影は曇りの日の夕方なので色調などがその分変化があるのかもしれません。


近所の林縁にて
センニンソウ 2016 9 7 近所 林縁  5073
今年はこのあたりにはあまり咲いていません。刈られてしまったのか、年毎の変遷なのか。
もっとたくさん咲いた場合は遠くから見るとまるで雪が降ったかのようになります。
つる性なので他の木などに伝い上ってかぶさるように咲きます。
センニンソウ(仙人草)という名前ですが、つる性の小低木ということで木の仲間だそうです。仙人ということについては、果実に白い長い毛がたくさんあるからだそうです。



別の場所、近くの小さい川沿いのフェンスにも絡まって咲いています。
センニンソウ 2016 9 7 近くの小さい川沿い g 5119
まだつぼみが多くて、これからもっとたくさん咲いていくものと思います。

白くて清楚で美しいので名前を僕が変えていいよということなら「仙女草」にしてみたい。




近づいて
センニンソウ 2016 9 7 近くの小さい川沿い c 5136
細長い4枚の十字状のものは萼で花びらではありませんが、ぼくのような素人にはどっちでもいいような気もします。
おしべがたくさんあって目立ちます。




アップして
センニンソウ 2016 9 7 近くの小さい川沿い a 5130
花の真ん中の横に切ったようなものがめしべで数本~10本あるようです。右下のわずかによじれている小さなつぼみも可愛いかな。




もう一枚 開きはじめのものを
センニンソウ 2016 9 7 近くの小さい川沿い d 5140
少ぉ~しだけ緑がかっています。完全に開花すると真っ白になります。


いろいろ外来の動植物のことが言われていますが、このセンニンソウは逆にアメリカなどで帰化しているそうです。向こうでは日本(東アジア)からやってきた外来植物で害を及ぼしているとされているのか、可愛がられているのか、どうなんでしょうねぇ。


「新しい生活」   その35

           その35

川上さんは話し続ける。
「これからどうすればいいのでしょう。もう二度とビデオを見たくありませんし、ただただこのように座って辛さに耐えていくしかありませんよね。時が経つにつれて辛さがうすらいでいくでしょうか。こんな風になるなんて、ビデオを見るのではなかったという後悔にもさいなまれそうです。みなさんにはよくして頂いていますけれど、たぶんそれに応えることができないのじゃないかと思います。ごめんなさいね。すみません」

「時間が経てば少しずつ辛さが軽くなるんじゃないかと思います。辛いでしょうけど、でもそれしかないのかもしれませんね。言えるのは『頑張ってください』だけで申し訳ないですけど」
僕はそう言ったけど、川上さんにはなんの力になれないということがわかっていて、言う言葉に力がなかった。
「そうよ、遠藤さんの言うように、頑張ってね。私いろいろな方を知っているけど、ビデオみて落胆した人も見てきたけど、貴女のようにひどい失意に落ち込んだ方は初めてだわ。でもね、今はこんなに気持ちが乱れてるようだけど、私は貴女が必ず持ちこたえて立ち直っていけると、確信ではないけど・・・、でもそういうふうに思えるのよ」
津村さんが僕の言葉に続けて川上さんを慰めた。

「これから、どうするかなぁ。考えているんだけど、川上さんの了承がないとだめだけど、誰かが川上さんの傍にいてあげるというのはどうだろう。川上さんがうっとおしいと思えば席を外せばいいしね。どうだろう。いつもというのは無理ならできるだけ見守るようにここに来てあげるというようにしてもいいけどさ」
川端さんが言った。
「そうよね。遠藤さんのマイ・ボックスは隣なんだし、私のマイ・ボックスもすぐ近くなんだしね。いつも傍にいても川上さんが監視されてるように感じるでしょうから。できるだけ様子を見てあげたり話しかけたりしたほうがいいと思うわ」
「じゃ、そういうことにして、とりあえず今は一人にしてあげようか」
「はい、そういうことにしましよう。僕も気にかけてあげようと思います」
「そうだね、みんなこれと言ってはっきりした仕事なんかないわけだからね。ま、わしは案内ツァーをするという、一種の仕事と言えば言えるけど、それがあるけど、しかしいつもと言うわけではないし、ときどきだしね」
「僕なんか好きな本を読むことしかないし」
「じゃね、川上さん、聞いてたと思うけど、そういうことです。今はお一人になるのがいい? どうお?」
「ありがとうございます。みなさん、ご親切ですね。お願いします。でも今はここで一人にさせて頂きます」
「じゃ、なんだか一人にするのはなんとなく心配だけど、でも川上さんも大人だしね」

僕たち3人は川上さんのマイ・ボックスを出て隣の僕のマイ・ボックスに移った。

          つづく

プロフィール

ゆたか

Author:ゆたか
「ゆたかのブログ 2」へようこそ!
72歳 男 浜松市在住
病身なので更新は時々です。
なお植物の写真を載せていますがとにかく素人なので植物の名前は正確とは言えません。
小説も書くこともあります。
よろしくお願いいたします。

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