佐鳴湖って?

僕のブログには佐鳴湖がよく登場します。しかし浜名湖ほど知名度はなくて全国区的な湖ではありません。まず小さいですからね。
周囲7kmほどで、東西600m、南北2,2Kの縦長の湖です。湖といっても平均の深さ2mしかありません。
佐鳴湖の説明の表示板が東岸にあったので写しました。
      佐鳴湖 東岸 説明碑 2017 1 26 1 7390




浜名湖の近くにあり細い川でつながっています。その浜名湖は一部が海に通じていますから汽水湖で、従って浜名湖につながっている佐鳴湖も汽水湖です。つまり淡水湖でなくて塩分(1%ぐらい)を含んでいます。
ところが佐鳴湖は浜名湖とはつながっているとはいえほぼ閉鎖されていますし、水深が浅い事、流入する川が小さい事、その川の水質が良くない事などにより、残念なことにはかっては全国の水質ワースト1でした。汚かった! 今でもワースト10以内ではないかと思います。
それで浜松市は水質浄化装置を備えて水質を良くしようとしています。
佐鳴湖 東岸 水質浄化装置の説明 2017 1 26 1 7435




もう1枚
佐鳴湖 東岸 水質浄化装置の説明 2017 1 26 2 7436
もう頭脳が理解しようとする積極性に欠けてしまっているので、よくわからない。でも一応載せますね。
努力は認めるけど成果がもう一つというように感じられますね。つまり何もしないよりはましかなって。




水質はいまだ良好とは言えなくても風景はまずまずです。
佐鳴湖 東岸にて 2017 1 26 西岸を望む 2 7375
向こうは西岸です。





もう一枚
佐鳴湖 東岸 2017 1 26 西岸を望む 1 7374




周囲は森に囲まれていて野鳥もそれなりにいるようです。その野鳥の説明の掲示板です。
佐鳴湖 東岸 野鳥の説明 2017 1 26 1 7394
野鳥を詳しく観察する意欲もないので一応読んでみた、という程度なのですけど。




野鳥観察のための小屋もあります。
佐鳴湖 東岸 野鳥観察小屋 2017 1 26 1 7396
しかしなんとなく活用されてないようだなぁという印象を受けましたけど、どうなんでしょうか。

夕方かなりの数のカラスがこの辺りに集まって夜を過ごしています。カァーカァーとうるさい。でも考えて見るとカラスも野鳥だよねぇ。

以上佐鳴湖東岸の一部を紹介しました。



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小説 「ちょっとした遠足」    その6

          その6

今日は橋本さんちで打ち合わせです。橋本さんのとこでも居間に子供たちみんなが集まっています。
「じゃ、みんな来ているので始めます。もう昨日で大体決まりだよね」と橋本さんが言った。
「ちょっといいかな」とリーダーの篠田君が手を挙げた。
「いいですよ、どうぞ」
「歩き方なんだけど・・・」
「歩き方って、何? 速く歩いちゃだめとか?」戸川君が言った・
「いや、そうじゃなくて、縦に一列になって、それに一人一人の間隔を広くして歩くということさ」
「広くって、どのくらいかな」
「まぁ、2mほどかな。そうするとお互いにおしゃべりするとかできないだろ。そのほうが歩道を歩いている他の人とか自転車とか自動車に注意が向けられるだろ」
「さぁすがぁ、リーダー」戸川君が言った。
「それと順番を決めた方がいいと思うんんだ」
「順番? 歩く順番? 細かいなぁ」と正樹がちょっと注文を付けた。
「自由でいいんじゃない?」と清ちゃんが言った。
「でもねとにかく先頭とそして最後。これは絶対必要だよ」と篠田君が言った。
「先頭は前方を注意する。信号とか向こうから歩いてくる人とうまくすれ違うようにね。歩道が狭いとこあるし。最後の人は僕たち全員の様子とか後ろから自転車が来たりしたときにみんなに注意をするとかね」
「あぁ、それもそうだね。ほんとだ。じゃ先頭は・・・当然篠田君だ」正樹が言った。
「賛成」みんなが言う。
「最後は橋本さぁ~んでいいよね」清ちゃんが言った。
「賛成」これもみんなが言う。橋本さんはしっかり者という印象があるし学校のクラスの級長をしているのでみんなが信頼できる人です。
「いいよね、篠田君と橋本さん?」
「まぁね、でもみんなの協力が必要だ。お願いします」
「もちろんだよ」正樹が言う。
「それでね、先頭の人、僕だけど、それと橋本さんは笛を持つことにする。必要な場合みんなの注意を集めるためにね」
「は~い、いいで~す」
「残りの人の歩く順番を決めなきゃね」橋本さんが言った。
「ちょと面倒かなぁ」正樹が言う。
「わたしの前は清ちゃん」橋本さんが言った。
「いいよ、うち歩くの遅いから橋本さんに追い立ててもらう」
「そんな牛とか羊じゃないんだから」篠田君が言って、みんなが笑う。

          つづく

お墓参りで

今日はこれまでの寒さが嘘のようにずいぶんの暖かさで家内のお墓参りに行ってきました。

ついでにいろいろ撮った写真をアップします。

お墓のすぐ近くにビワの木があります。前回のお墓参りの時には花が咲いていましたが今回は・・・。
ビワ 2017 1 28 白洲町 1 7455
すべて花後になっていて、さてこれはこれから実に成長するのかどうかがわかりません。次回にはもう少し分かるようになっているものと思いますが。




そのビワのかたわらにソシンロウバイが咲いていました。この前撮ったソシンロウバイとは品種がちょっと違うようで、花数はすくないですけど黄色味がはっきりしてきれいです。
ソシンロウバイ 2017 1 28 白洲町 ビワの木の傍 7450





さらにお墓の近くの2,3の休耕田(?)にガマの群生が見られました。これまでこんなに群生になっているとは知らなかったです。
ガマ 群生 2017 1 28 白洲町 1 7461
ガマの穂だらけ。





もう少し近づいて
ガマの穂 2017 1 28 白洲町 2 7473
穂綿になっていて風で飛んで行くのでしょうか。





一つの穂綿を
ガマの穂綿 2017 1 28 白洲町 1 7471
これからさらにばらけていくのでしょうね。

ガマの穂綿といえば「因幡の白兎」が有名ですね。童謡にもうたわれています。

大きなふくろを かたにかけ
大黒さまが 来かかると
ここにいなばの 白うさぎ
皮をむかれて あかはだか

大黒さまは あわれがり
「きれいな水に 身を洗い
がまのほわたに くるまれ」と
よくよくおしえて やりました

大黒さまの いうとおり
きれいな水に 身を洗い
がまのほわたに くるまれば
うさぎはもとの 白うさぎ

これだけたくさんあればもとの毛が生えて白兎に戻れたでしょうね。よかったね。


次も穂綿ですが。これはセイタカアワダチソウです。
セイタカアワダチソウ 穂綿 2017 1 28 1 7464 

なんか堂々とした姿に見えます。帰化植物ですがこの穂綿でも白兎に戻れたかもしれません。




さてお墓参りの途中で「はまゆう大橋」を渡るのですけど富士山が見えましたぁ~。思いもかけなかったです。
富士山 はまゆう大橋から 2017 1 28 7476
遠くでしたしコンデジなのでこれが限界ですけどきれいに見えます。浜松は静岡県の西の端にありますが、さすが富士山、大きいのですねぇ。家内も見られたかもね。




小説 「ちょっとした遠足」    その5


           その5

「『うちのお母ちゃんが清(キヨ)は汗かきだから保冷剤とか濡れたタオルがいるんじゃない』って言ってたけど・・・」と清ちゃんが言った。
「そう、そう、私も保冷剤とか濡れタオルがいるんじゃないかと思ってて言おうとしてたんだ」橋本さんも同じことを言った
「そう言われれば必要品だね。暑いからなぁ。熱中症予防だよね。気が付かなかったよ。追加しておくよ」と正樹が言った。
「でもポケットティッシュぐらいの小さいので間に合うかと思うけどどうだろう」
「そう、小さいのでいいと思います」橋本さんが答えた。
「じゃ、濡れタオルと小さい保冷剤って追加で書いとくね。保冷剤ってけっこういつまでも冷たいよね。他に何かありますか?」
「スケッチブック持っていきたいんだけど、どうかな」と高橋君が言った。
「温室で花とか描きたいんだ。夏休みの宿題としてもいいからさ」
「高橋は絵上手だもんな。よく学校でも入賞して展示されるしね」篠田君が言った。
「市のコンクールでも入賞したことあるんだよな。僕も高橋みたいに上手になりたいよ」正樹が言った。
「いいよね、みんな。スケッチブックは希望者だけということでいいかな」
「いいで~す」みんなが答えた。
「JA倉本で休憩って書いてあるけど、あそこ休む所あるの?」古賀さんが訊いた。
「大きな木があって木陰があって、それにベンチも一つあるんだ。JAが置いてるそうだ。うちの家族で坂之上公園に歩いて行ったことがあるから、そういうこと知ってるんだ。全員が座れないけど交代で座れるし、それに地べたに座ってもいいんじゃないかな」篠田君が言った。

正樹のお母さんが居間に入ってきた。
「みんな、えらいなぁ。一段落したら梅ジュースはどう? うちの庭の梅でたくさん作ったのよ。冷たくておいしいよ。だから遠慮しないでね」
「あ、そういうことはしないって決めてたんですけど」橋本さんが言った。
「たいしたもんじゃないから、気にしないで。買ってきたわけでもないし、コップに少しずつだしね。出すのはこのジュースだけ。飲んだら忘れたらいいのよ」と正樹のお母さんが言った。
「いいのかなぁ」篠田君が言った。
「いいの、いいの。いいことにして。決まりのことは目つぶって」正樹が言った。
「じゃ、ご馳走になろうか」
「ご馳走じゃないから」正樹のお母さんが言った。
「じゃ、いただいちゃおうか」
「いただきま~す」
「どうぞ、どうぞ」
「うわぁ、おいしい!」

          つづき

素芯蝋梅を見て

    
               素 芯 蝋 梅
  
ソシンロウバイ 2017 1 17 青葉台 中景 3 7353 


冬の寒さを知らぬ如

薄黄色の蝋梅の

漂い来る匂いの柔らかく

思わず頬を近づけぬ


 2017年1月22日    ゆたか


小説 「ちょっとした遠足」    その4

         その4

子供たちが正樹の家に集まってきた。
「まだ来てないのは清(キヨ)ちゃんかな」
「あいつはいつも遅れてくるからさぁ」
正樹がみんなに印刷された紙を配る。
紙には”僕たちの遠足 計画書”と書いてある。
「みんなそれぞれのノートに書いてきたと思うけど比較して何かあれば言ってくれ」
「ねぇ、『僕たちの』は止めてよね」と橋本さんが言う。
「女の子がいること忘れてない? 『私たちの』と書き直して」
「あ、そうだね。うっかりした。ごめん。あとで直すよ」
「遅れちゃった。ごめんねぇ」と言いながら清(キヨ)ちゃんが汗をかきながら居間に入ってきた。
「これで全員だよね」と言いながら清ちゃんに計画書を渡す。
「わぁ、すごいね。詳しく書いたねぇ」何人かがつぶやく。
「学校の遠足のときの注意書きを見たし、それに篠田君のお父さんにいろいろ訊いて教えてもらったんだ」

計画書には次のようなことが書いてある。


      僕たちの遠足   計画書  

日時  2017年7月〇〇日
目的地  坂之上公園  徒歩で
参加者    青田清香 上野正樹 古賀絵里 篠田一郎 高橋真也
      戸川洋平 橋本美佳 三田裕子  (8人)
        リーダー 篠田一郎
集合場所  篠田君の家の玄関前
出発時刻  午前8時半
坂之上公園到着予定時刻  午前9時半ごろ
帰宅時間  午後1時半ごろ
昼食  坂之上公園第一休憩所
コース 県道32号線(寺前通り) 信号「新田西」で右折
     市道5号線
     途中JA倉本で休憩 15分
服装  ヘルメット(通学用)着用  半袖  半ズボン(女子も)
     靴はスニーカー 
     リュックサック 両手は自由になるように 

携行品  弁当 公園にはレストランがあるけど、弁当にしてください
      水筒(できればミネラルウォーター) お菓子
      筆記用具 スマホ・携帯電話  カメラは持っていかないこと
      タオル ティッシュ バンドエイド ビニル袋2枚
       カッパ(小さく折りたためるもの)  
      お金 2千円以下 ただし温室入場料500円必要 

緊急連絡  篠田君のお父さんの携帯電話(070 ××××××××)
      上野君のお母さんの携帯電話(070 ××××××××)
      お二人はそれぞれ家にいて待機していてくれます。



「『僕たちの遠足』ってなってるけどあとで『私たちの遠足』って直しておくからね」
「正樹すごいね。よく書いたね。パソコンも上手なんだ」
「まぁね」正樹はまんざらでもなさそうです。
「カメラは持っていけないんだ」
「うん、スマホで撮って」
「どうして?」
「高級なカメラだと壊したり無くしたりすると大変だから」
「それもそうだね」
「折りたたみ傘は?」
「今頃って天気がいいし、ビニルのカッパならかさばらないし軽いからね」
「わかった」


          つづく

ソシンロウバイ

久しぶりに花の写真をアップします。
ピアノのレッスンに行く途中でソシンロウバイが咲いているのに気づきました。道脇のガードレールとごく小さい川との間の斜面に生えているものですが、植えられたのかものかどうか、自生したものかどうかがはっきりしません。高さは1m50程度でしょうか。

ソシンロウバイ(素心蝋梅)   ロウバイ科 ロウバイ属    帰化植物  中国原産  江戸時代初期(?)に渡来
ソシンロウバイ 2017 1 17 青葉台 中景 1 7353
名前に梅という字が使われていますが梅の仲間(バラ科)ではありません。ソシン(素心)の「素」とは白という意味で(素人はシロウトと読みますよね)、心(芯)の部分が赤くないという意味だそうです。単にロウバイという場合は芯が赤い花の場合です。




もう少し近づいて
ソシンロウバイ 2017 1 17 青葉台 近景 1 7361





花一つを
ソシンロウバイ 2017 1 17 青葉台 花 おしべ 3 7368
おしべが5つほど見えています。
ロウバイは雌性先熟で、この写真のようにおしべが開いていて中央にめしべが現れている(そうです)。仮おしべも混じっていてどれがめしべかちょっとわからないですけど。




もう一枚
ソシンロウバイ 2017 1 17 青葉台 花 おしべ  7359
この段階ではめしべの働きは終えていて(受粉後)、開いていたおしべが中央に集まって、花に来た虫に花粉を付着させるようになっています。おしべの元には蜜があるそうです。
この寒い真冬に虫がいるのですねぇ。ハエとかアブの仲間らしいのですが、でも数は多くないでしょうね。しかし虫媒花だとは思ってもみませんでした。ちょっと驚きです。
そういえばヤツデの花にも虫がけっこう来ているようですね。




横顔も撮らせてもらいました
ソシンロウバイ 2017 1 17 青葉台 花 横 2 7352
花弁が半透明で蝋紙のようなので蝋梅とも、あるいは旧暦12月を臘月ともいうので臘梅ともいうのだそうですが・・・。




つぼみも撮りました
ソシンロウバイ 2017 1 17 青葉台 つぼみ 1 7357
咲いた花もいいけどこれから咲く段階のつぼみも捨てがたいです。かわいい。
色も濃いようです。



写真を撮ったあと浮かんでできた拙句

  蝋梅の クリーム色の 暖かさ        ゆたか         

冷たい冬空のもと薄黄色の蝋梅が、暖かい春はそう遠くではないよと言って咲いているように思えました。

浜松も大雪!!!(?)

全国的大寒波に襲われてますが、みなさんのところは被害はなかったでしょうか?
まだこのさきこの寒波は日本付近に居座るそうです。さむ~~い。

こんな寒さは最近なかったように思います。
特に数年前にここ浜松に来てからは初めてです。浜松に来る前は仙台にいましたが、仙台は当然かなり寒いですがあまり雪は積もらなかったです。
浜松に来た時に土地の人が浜松はいいとこです。台風もこないし地震もないし雪も降らないと言ってました。でもその年に台風が浜松を直撃、地震もあったような記憶が。でも確かに雪は降らない土地ですね。そのかわり風が強いです。
この数年で雪がちらついたのは2、3回だけ。それも10分も続かなかったです。

しかし今年は違います。積もりました! これはもう大雪ですよ(浜松では)。
その証拠写真をどうぞ。今朝撮ったものです。

     浜松 積雪 2017 1 15 1 7345

どうです、すごいでしょ。車の屋根もフロントガラスも全面雪で覆われてますもんね。
積雪0.5cmかなぁ。

では皆さん風邪を引かぬよう暖かくしてお休みください。

小説 「ちょっとした遠足」    その3

     その3

翌日、正樹が学校から帰ってきた。
「ただいまぁ~」
「おかえり」
「ね、お母さん、どうだった?遠足OK?」
「どうだった思う?」
「そんなぁ、じらさないでよ、ね、どうだったの?」
「そうね、一応OKということかな」
「わぁ~い、やったぁ~。すごい。お母さんありがとう」
「あ、やめて、もう5年生なんだから抱きつかないでよ」
「じゃ、キスは?」
「ばかばかしい。なんてこと言うの」
「ありがとう、お母さん」
「でもね、条件付きよ」
「条件?もうなんでもいい。受け入れちゃう」
「篠田君のお父さんがね、アオウトドアをする人でね、準備とかをしっかりするならと言ってるのよ」
「あ、そうそう、篠田君てねよく休みの日に家族でキャンプに行ってるらしいよ」
「そうなの」
「一度さ、キャンプに一緒に行こうって誘われているんだ」
「へぇ~」
「遠足の準備はね、もちろんしっかりするよ」
「準備ってつまりどういうことかわかってるの?」
「もうみんなで話してるんだ。ノート作ってるの」

正樹は自分の部屋からノートを持ってくる。
「これ。まだ完成じゃないけどさ。まず遠足の月日でしょ、メンバー、目的地、コース、服装、帽子・靴、それから弁当、飲み物、お菓子、筆記用具、カメラ、スマホとか」
「詳しく決めるのね」
「学校の遠足のときのを参考にしたんだ。、人の持ち物を見て、あ、持ってくれば良かったなんて思わなくていいし、貰ったり、借りたりしなくていいしね」
「さすがもう5年生だ。エライ!」
「そりゃそうさ」正樹は得意顔です。
「雨、降らなきゃいいね」
「天気予報をチェックして、前日の夜に行くかどうかを決定ということにしたんだ」

「今日の夕方僕の家にみんな集まって準備ノートを見せ合って細かいこともきめていくんだ。いいでしょ」
「いいけど、8人だっけ?大勢なんだからあんたの部屋狭いでしょうに」
「居間使ってもいい?」
「いいけどねぇ。どのくらい?」
「1時間ぐらい」
「じゃ、ジュースとか出さないといけないわよね。こりゃ大変だわ」
「あのさ、そういう心配はしなくていいの。みんなでそういうふうにしようって。今日は僕の家だけど明日は橋本さんちでするけどね。人数多いし、もうそういうことしてたら家の人に迷惑になるからね」
「エライ!」
「えへん」正樹ますます得意顔です。

          つづく

音楽を聴いて  「ヴィターリのシャコンヌ」

ヴィターリが作曲したとされている曲「シャコンヌ」を聴いてできました。詩でもなく小説でもありませんが、短い夫婦の会話です。夫婦の会話って書きましたが、妻のせりふしかありません。


    ヴィターリのシャコンヌ

あなた、・・・あなた、・・・
ね、聞こえてるの? ちょっと聞いてほしいの。
聞いてほしいことがあるの。
ね、こっちを向いてくれない?

ようやく聞く気になったのね。
このあいだからあなたに聞いてほしいと思ってたんだけど。
あ、また新聞を読む。やめられないの?
聞いてって言ってるんだけど。新聞こっちによこしてよ、TVも消して。

私たち、このままでいいのか、どうなのか、あなたにも考えてほしいから。
このままではいいわけないわよね。どう? 
あなたはどう思う?
こうやって話ができるのは一月に1回あるかないかよね。会話がないのよ、私たちには。
あなたが珍しく日曜日にも家にいるのはずいぶんと久しぶりなのよね。これで夫婦っていえるのかしら。他人同士がたまたま同じ家にいるだけじゃないかしら。

夫婦ならもっと二人でいる時間があるわよね。休みなら二人で街に買い物に行ったり子供つれて公園に行ったりするのが普通じゃない?でもあなたはいつもやれゴルフだ接待だ休日出勤だって言って家にいないし・・・。私イライラしてるの。我慢が続かない。だから、あなたに変わってほしいのよ。だめかしら。変われるでしょ?私たちの家族のこと思えば。できない?

私たち今危ない状態にあるんじゃない?「危ないって何が?」って訊いてるの?何がって、夫婦の間柄よ。当然じゃない?佐藤さんたち、あの方たちもお互いすれ違いが多くて、別居しようかって奥さんが私に言ってたの。たまに会えば口喧嘩だって。私たちもちょっと似てない?危ないのよ。私このままではやっていけません。あなたは多分平気よね。平気なのよ、いつでも、なんでも、平然としていて。そういうのを見てると憎らしくなってくるの。

大きな声をだすなって?小さな声でこういうこと話せますか?私にはできません。あなたが変わらなければ離婚というのが私たちの採るべき道じゃない?

突然何を言い出すのかって?あなたには突然かもしれませんけど、私にとってはもうこの半年のあいだ考えていたことなの。話をしようっと言ってもとりあってくれないし、あなたが私に背を向けているから・・・。あなたの気が向いているのは会社、ゴルフ、飲み会なんだから。それにどこかの女のことよね。知ってるのよ私。

「お前ちょっと頭おかしいんじゃないか」って? あぁ~~~、もう~~~。

ここに離婚届あるの、これに私は判押してあるから。渡しておきます。2週間待ちますから。あなはあなた自身が変わるか、あるいは判を押すかどっちかにしてください。わかった?
じゃ、私は由紀子のクラブの試合を応援しにいきますからね。

あなたも来ない?

そうよね、来るはずないわよね。あなたはどうせ午後からパチンコかどっかに行くんでしょうから。子供たちもあなたのことお父さんじゃないって軽蔑してる。

じゃ、出かけてきます。




よろしかったら曲(YouTube)をお聴きください


小説 「ちょっとした遠足」    その2


          その2

その晩、食事の後お母さんがお父さんに言った。
「お父さん、正樹が話があるんだって」
「なんだろう、珍しいね」
「あのね、遠足行きたい」
「遠足って、今学校は夏休みだろ」
「学校で行くんじゃなくて。子供たちで行くんだ」
「ふん、子供たちで? 子供たちだけっていうことか?」
「そう」
「うーん。どこへ」
「坂之上公園」
「坂之上公園か。かなり遠くでもないか。何人で?」
「8人」
「結構多いね。ま、いいんじゃないか。子供たちだけというのにちょっとひっかかるけどなぁ」
「そうですよ、子供たちだけでは危ないかもしれませんよ。何かあったときに大人がいないといけないんじゃなかしら」とお母さんが言いました。
「しかし子供たちだけで行くというのも社会勉強の一つかもしれんし。いいことじゃないかな」
「お父さんは甘いのよ。他の子供さん方の親たちが何て言うかわからないでしょうし」
「そうだけどなぁ。じゃ親御さんたちのいうことを聞いてからにするか」
「じゃ、お父さんは賛成なの?反対なの?」
「うん、そうだなぁ。ま~賛成でいいんじゃないか」
「やった~!」
「もう、お父さんたら。お母さんは知らないわよ」
「お母さんは厳しいなぁ。子供たちを信用してよ」
「特に正樹たちは信用できないわよね」
お姉さんの志保さんが意地悪そうに言った。
「そんなことないよぉ、お姉さんは味方じゃないの? 信用してよぉ。大丈夫だよ」
「そうだ、子供をもっと信用してもいいのかもしれないな」
「わぁ、お父さん、話せるね。好きだなぁ」
「ま、いつも子供には何もサービスしてないからな」
「そうやって正樹の点数をかせぐんだから。お父さんはずるいわよ」とお母さんが言った。
「ずるくないよ。そんな」
お父さんは少し不快そうな顔をした。
「お父さんずるくないよね。僕が味方だからね」
「お、そうか、そうだよな、ありがとう」
「明日他のお母さんたちと話ししないと」とお母さんが言った。

           つづく

小説 「ちょっとした遠足」    初めに および その1

           初めに

またまた懲りずに小説を書いていこうかなと。
小説「新しい生活」の後書いていませんでしたが僕の頭の中の”小説虫”がうごめいていて、「書け、書け」って鳴くのです。うるさくてしょうがない(笑)。
「新しい生活」とは全く内容的に違っていて、少年少女向けといってもいいかもしれませんが、大人の方でも少年少女の頃を思い出して頂けるのではと思っています。
大体の構成はもう何年も前に出来上がっていて実際の文にすることだけでよいので「新しい生活」のときとは違ってその点は楽だと予想はしているのですけど。
長さは「新しい生活」よりはだいぶん短くなりそうです。
ちょうど今は寒くて写真を撮るのが大変なので小説を書き始めるのにいいタイミングかもしれません。
ではどうぞよろしくお願いいたします。お楽しみいただけたら幸いです。




           その1

「ねぇ、お母さん」
「・・・」
「ねぇ、お母さんたら」
「なんですか?」
「あのね」
「・・・。いまご飯の支度してるから忙しいの」
「あのね、お願いがあるんだ」
「なに?お願いって」
「あのさ、今度の土曜日にね」
「今度の土曜日に?」
「うん、みんなで坂之上公園に行きたいんだ」
「みんなって誰のことよ」
「う~~んとね、高橋君と、洋平ちゃん、篠田君、橋本さん、清(きよ)ちゃんでしょ、それから古賀さんと、そして僕」
「みんな正樹の友達ね」
「そ」
「子供たちだけ?」
「そうだよ」
「大人は誰かいないの?」
「いない」
「いないの? 子供たちだけなの?」
「そうだよ、いけないの?」
「そうねぇ、何かあったときにねぇ、子供たちだけじゃ・・・」
「何かって何?」
「いろいろ。事故とかあるかもしれないでしょ?」
「事故?」
「そ、交通事故よ」
「大丈夫だよ。坂之上公園までそう遠くないもん」
「近くでもないわよ。それに事故っておもわないことで起きるのよ。用心してても」
「そうなの? でも大丈夫だって。それに大人がいるといろいろうるさいしね」
「生意気言って」
「ね、いいでしょ?」
「じゃ今夜お父さんに話してみようね」
「お父さんがいいって言ったらいいよね」
「そうはいかないわよ。他のお子さんの親たちが何て言うかしら」
「面倒くさいなぁ」
「こういうことはみんなで相談して決める方がいいのよ」
「そうなんだ。やっかいだな。大人って」

          つづく

初歌

歌を作りました。初歌って言って良いのかな。

   独身(ひとりみ)が おせち料理を食べている
     何を祝うか 何悲しむか


   来年もおせち料理を楽しむか 
     鬼が笑うか 我が笑うか





追記  緑の恋人さんから投稿して頂きました。 有難うございました。  1月6日20時

    大みそか 氏神さまと 祝い箸

おせち料理 作った

みなさん、本年もよろしくお願いいたします。
穏やかな良い天気のお正月ですね。

おせち料理を作って楽しみました。もちろん食べられましたよ。いいお味でございました。

おせち料理 21017 1 1 7342
器がぴったりのがなくてまちまちです^^;
見てお分かりになるとは思いますが、いちおう説明を。
左上  黒豆      上真ん中   数の子     右上  なます

       左下  お雑煮    右下  お煮しめ

僕の手作りで~す。美味しかったです。



一枚に収められなくて二枚目
おせち 2 2017 1 2 7343
重複しているのがありますが。
左上  田作り    右上 蕪の甘酢漬け
左下  なます    右下 数の子

なますと数の子は重複してますけど。
田作りなんか面倒だったけど頭を取ってありますよ。しかもクルミなどのナッツを砕いたのを入れて香ばしくしました。
数の子は少ししょうゆ味が薄かったかな。今からでもつぎ足せますよね。
お雑煮のお餅の上にはちゃんと三つ葉も載せました。
黒豆は圧力鍋を利用して柔らかくしました。

ただエビとかカニとか豪華品目はありません。おせちもB級でしたぁ~(笑)。
お煮しめには、筍(水煮)、レンコン、里芋、人参、高野豆腐、こんにゃく、昆布、椎茸、鶏肉などなど、たくさんの具材を入れましたよ。ちょっと量が多すぎた(張り切りすぎた?)

うちに来ればご馳走します^^
・・・◎×▽∀★λ≠!・・・
え?そんなぁ、遠慮しないでぇ。

プロフィール

ゆたか

Author:ゆたか
「ゆたかのブログ 2」へようこそ!
72歳 男 浜松市在住
病身なので更新は時々です。
なお植物の写真を載せていますがとにかく素人なので植物の名前は正確とは言えません。
小説も書くこともあります。
よろしくお願いいたします。

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