ヒメモロコシ~~
タイトルが「ヒメモロコシ~~」となっていますが、単に「ヒメモロコシ」でもよいのです。しかしイネ科ファンのゆたかは少しだけ興奮気味なのです。イネ科が好きだという人はあまりイネ~か、なんちゃって。イネ科は久しぶりです。イネ科も含めて野草・雑草を本来は撮っていきたいのですが、足腰が痛くてかつ弱っているので中腰とかしゃがむのはもう止めにしたのです。従って現在は立ったままでも撮れるものだけに限っています。ヒメモロコシは草丈が2m近くの大型の草ですので僕向きですね。
ヒメモロコシ イネ科 モロコシ属
近くの小さい川の川沿いの小道に沿ったフェンス際で生えていました。
遠景でもおわかりのように、小さい川の両側は住宅地です。
なお食べるトウモロコシはトウモロコシ属で属が異なります。
ヒメモロコシの別名はノギナシセイバンモロコシです。ではノギ(芒)のあるのはセイバンモロコシですけど、ノギ(芒)とは何かというと、
こちら
近づいて
全体的な色の印象は赤っぽいです。
柱頭
ブラシのようなのが柱頭です。一つの小穂(小花)にはメシベが1本、途中から2つに分かれていて柱頭が2本ということになります。けれどもこの画像からはそのようなことが分かりにくいです。
おしべはまだ出てきていません。先にめしべの柱頭が出てきて他の花の花粉で受精するようになっていて、自家受粉を避けています。
葯がいっぱい
黄色いバナナのようなのが葯です。1本の葯はバナナが二つくっついているような形をしています。一つの小穂(小花)から3本のおしべが出ます。細い花糸でぶら下がっていて、わずかの風でも揺らいで中の花粉が空中に飛散して、他の花の柱頭に引っ掛かれば受粉ということになります。花粉は細かくて視認できません。30μmぐらいだそうで、つまり0.03mm。目には見えません。
先に出た柱頭は赤紫に変色してしおれてしまい脱落していきます。
葉舌
葉舌は葉の茎に巻き付くところの境界にある毛状のもので、何のためにあるのか?何のためにあるのでしょうねえl。これは葉舌ですという知識だけでなくて何のために存在するのかまで知る方がよいのでしょうけど。たぶんゆたかの自説では水とかゴミが茎に巻き付いた部分に入り込まないようにしているのではないかと・・・。たぶん・・・。
葉舌はもうイネ科マニアでないと興味をひかないでしょうね。種によって葉舌の形などが違っていて同定に役立つそうですが。僕も葉舌だけ見せられてこれはヒメモロコシとあてることは不可能ですね。
面白くもないイネ科の記事を読んでくださりありがとうございました。
[追記]
ここに訪問して頂いた方々の数が20,000を超えました。拙い面白みもないブログに来ていただきとても嬉しいです。ありがとうございました。
書きたいことだけ書いて撮りたいものだけ撮っている自分勝手な内容ですけど、どうぞこれからもお付き合いのほどよろしくお願いいたします。
(10月7日20時45分)
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コメント
No title
コメントありがとうございます。
かぜくささんもイネ科に興味がおありとのことで仲間といってよいでしょうか、仲間ができてうれしいです。
お名前の「かぜくさ」さんで、なんとなくそうではないかなぁと思っておりました。
2年前が一番イネ科、カヤツリグサ科などの撮影に力が入っていたように思います。過去形です。
背景を入れた写真は半分仕方なく載せたのですが、予想外にもお気にいって頂いてこれもまたうれしいです。
そうですね、今できることをやっていく、そして「できることがある」というのがこれもまた喜ばしいことですね。
2016/10/08 17:48 by ゆたか URL 編集
No title
イネ科が好きと言いながら、詳しいことは分からず、図鑑を見ても難しいという印象でした。
最近はよく観察もしていませんでしたが、ゆたかさんが分かりやすく教えてくださるので、よくわかります。
すぐに忘れてしまう私ですが・・。
ヒメモロコシもセイバンモロコシも見たことがないかもしれません。
やはりイネ科は魅力的です。
葯も柱頭もこころ惹かれるつくりですね。
また背景を入れた写真が素敵でした!!
しゃがむのも大変だったのですね。
それなのにいつもありがとうございます。
私も不安を抱えながらですので、できることをやっていきたいですね。
2016/10/08 10:57 by かぜくさ URL 編集