スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

小説 「ちょっとした遠足」    その3

     その3

翌日、正樹が学校から帰ってきた。
「ただいまぁ~」
「おかえり」
「ね、お母さん、どうだった?遠足OK?」
「どうだった思う?」
「そんなぁ、じらさないでよ、ね、どうだったの?」
「そうね、一応OKということかな」
「わぁ~い、やったぁ~。すごい。お母さんありがとう」
「あ、やめて、もう5年生なんだから抱きつかないでよ」
「じゃ、キスは?」
「ばかばかしい。なんてこと言うの」
「ありがとう、お母さん」
「でもね、条件付きよ」
「条件?もうなんでもいい。受け入れちゃう」
「篠田君のお父さんがね、アオウトドアをする人でね、準備とかをしっかりするならと言ってるのよ」
「あ、そうそう、篠田君てねよく休みの日に家族でキャンプに行ってるらしいよ」
「そうなの」
「一度さ、キャンプに一緒に行こうって誘われているんだ」
「へぇ~」
「遠足の準備はね、もちろんしっかりするよ」
「準備ってつまりどういうことかわかってるの?」
「もうみんなで話してるんだ。ノート作ってるの」

正樹は自分の部屋からノートを持ってくる。
「これ。まだ完成じゃないけどさ。まず遠足の月日でしょ、メンバー、目的地、コース、服装、帽子・靴、それから弁当、飲み物、お菓子、筆記用具、カメラ、スマホとか」
「詳しく決めるのね」
「学校の遠足のときのを参考にしたんだ。、人の持ち物を見て、あ、持ってくれば良かったなんて思わなくていいし、貰ったり、借りたりしなくていいしね」
「さすがもう5年生だ。エライ!」
「そりゃそうさ」正樹は得意顔です。
「雨、降らなきゃいいね」
「天気予報をチェックして、前日の夜に行くかどうかを決定ということにしたんだ」

「今日の夕方僕の家にみんな集まって準備ノートを見せ合って細かいこともきめていくんだ。いいでしょ」
「いいけど、8人だっけ?大勢なんだからあんたの部屋狭いでしょうに」
「居間使ってもいい?」
「いいけどねぇ。どのくらい?」
「1時間ぐらい」
「じゃ、ジュースとか出さないといけないわよね。こりゃ大変だわ」
「あのさ、そういう心配はしなくていいの。みんなでそういうふうにしようって。今日は僕の家だけど明日は橋本さんちでするけどね。人数多いし、もうそういうことしてたら家の人に迷惑になるからね」
「エライ!」
「えへん」正樹ますます得意顔です。

          つづく
関連記事
スポンサーサイト

コメント

No title

目的は・・・はてなんだろう。子供たちはたぶん自分たちだけで何かをするということが心躍ることかもしれませんね。

準備OK

遠足の準備が淡々と進んでおりますね。
ところで「遠足の目的は」・・・?
なんてことは考えなくても
ただ、友達と一緒に遊ぶのがいいかも・・・。
非公開コメント

プロフィール

ゆたか

Author:ゆたか
「ゆたかのブログ 2」へようこそ!
72歳 男 浜松市在住
病身なので更新は時々です。
なお植物の写真を載せていますがとにかく素人なので植物の名前は正確とは言えません。
小説も書くこともあります。
よろしくお願いいたします。

訪問者 カウンター

ご訪問ありがとうございます

検索フォーム

ブログ村

人気ブログランキング

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。