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小説 「ちょっとした遠足」    その6

          その6

今日は橋本さんちで打ち合わせです。橋本さんのとこでも居間に子供たちみんなが集まっています。
「じゃ、みんな来ているので始めます。もう昨日で大体決まりだよね」と橋本さんが言った。
「ちょっといいかな」とリーダーの篠田君が手を挙げた。
「いいですよ、どうぞ」
「歩き方なんだけど・・・」
「歩き方って、何? 速く歩いちゃだめとか?」戸川君が言った・
「いや、そうじゃなくて、縦に一列になって、それに一人一人の間隔を広くして歩くということさ」
「広くって、どのくらいかな」
「まぁ、2mほどかな。そうするとお互いにおしゃべりするとかできないだろ。そのほうが歩道を歩いている他の人とか自転車とか自動車に注意が向けられるだろ」
「さぁすがぁ、リーダー」戸川君が言った。
「それと順番を決めた方がいいと思うんんだ」
「順番? 歩く順番? 細かいなぁ」と正樹がちょっと注文を付けた。
「自由でいいんじゃない?」と清ちゃんが言った。
「でもねとにかく先頭とそして最後。これは絶対必要だよ」と篠田君が言った。
「先頭は前方を注意する。信号とか向こうから歩いてくる人とうまくすれ違うようにね。歩道が狭いとこあるし。最後の人は僕たち全員の様子とか後ろから自転車が来たりしたときにみんなに注意をするとかね」
「あぁ、それもそうだね。ほんとだ。じゃ先頭は・・・当然篠田君だ」正樹が言った。
「賛成」みんなが言う。
「最後は橋本さぁ~んでいいよね」清ちゃんが言った。
「賛成」これもみんなが言う。橋本さんはしっかり者という印象があるし学校のクラスの級長をしているのでみんなが信頼できる人です。
「いいよね、篠田君と橋本さん?」
「まぁね、でもみんなの協力が必要だ。お願いします」
「もちろんだよ」正樹が言う。
「それでね、先頭の人、僕だけど、それと橋本さんは笛を持つことにする。必要な場合みんなの注意を集めるためにね」
「は~い、いいで~す」
「残りの人の歩く順番を決めなきゃね」橋本さんが言った。
「ちょと面倒かなぁ」正樹が言う。
「わたしの前は清ちゃん」橋本さんが言った。
「いいよ、うち歩くの遅いから橋本さんに追い立ててもらう」
「そんな牛とか羊じゃないんだから」篠田君が言って、みんなが笑う。

          つづく
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コメント

緑の恋人さんへ

とにかく無事に遠足を終えることが一番だと考えるとこうなるのでしょうか。当然篠田君のお父さんのアドバイスだと思います。

なんと良い考え

一列になって歩道を
歩くとは立派なことだ。
他の歩く人、自転車の人にも
迷惑がかからなくていいことだ。
こういった状況を思いつくことに
拍手を贈る。
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プロフィール

ゆたか

Author:ゆたか
「ゆたかのブログ 2」へようこそ!
72歳 男 浜松市在住
病身なので更新は時々です。
なお植物の写真を載せていますがとにかく素人なので植物の名前は正確とは言えません。
小説も書くこともあります。
よろしくお願いいたします。

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